【スカイメイトで旅ですかい#4】日本一短い航空路線に乗ってみた | JAC 奄美〜喜界島

皆さんは、日本一短い航空路線をご存知でしょうか。
かつて、日本一短い航空路線は琉球エアコミューターが運航する北大東島〜南大東島線(直線距離にして13km、飛行時間は5分)でした。
しかし、こちらの路線は2024年7月31日に運休となってしまいました。それ以降、南大東島〜北大東島に代わり日本エアコミューターが運航する奄美〜喜界島線が日本一短い航空路線となったのです。ちなみに、奄美〜喜界島の直線距離は約24kmで時刻表の飛行時間は約20分です。
本当は北大東島〜南大東島線に乗ってみたかったのですが、乗るチャンスに恵まれず乗ろうと思う頃には運休となってしまいました。このような過去の苦い経験があったことから、今回はJALカードスカイメイトの一律4,590円のセールを機に、現在の日本一短い航空路線に搭乗してきました。
この記事では、その日本一短い航空路線である奄美〜喜界島線のフライトの様子をレポートしていきます。10分以内の飛行時間で噂のこの路線。今回のフライトは何分だったのか実際にストップウオッチを使って測ってみました。
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・【スカイメイトで旅ですかい#2】JAL B787はじめての新ルート搭乗記
・【スカイメイトで旅ですかい#3】羽田から鹿児島を5,000円のチケットで乗ってきた。
搭乗レポート
タラップでの搭乗

保安検査場を締切時刻ギリギリでくぐり抜けたと思いきや、ゲートの前に来てみると写真のような閑散具合でした。搭乗時刻まで少しの間、これから3フライトある筆者は、力を温存するために小休憩します。

奄美空港ではパッセンジャーボーディングブリッジ(以下PBB)を使っての搭乗がほとんどですが、今回の乗るATRという機体では、機体後方の内蔵型タラップを使った徒歩で搭乗します。
一般的に、PBBを使った搭乗は好まれないと思いますが、筆者は飛行機の写真をいつもと違う角度から撮影できるので、タラップ搭乗は大好きです。
搭乗機の紹介

ここで今回搭乗する飛行機の紹介です。飛行機は、日本エアコミューターのATR42-600(全48席・座席配列2-2)で、定刻15:30出発の奄美空港発喜界島空港行きです。
JACでは、機内Wi-Fiや充電用電源がないため、必要な方は事前に準備する必要があります。今回私は、Google Mapを事前にダウンロードしていたので、飛行中はそれを頼りに現在地を特定していました。
ストップウオッチで実際に飛行時間を測ってみた
今回のフライトは、日本一短い航空路線ということで実際にストップウォッチでどれくらいの時間なのかを測ってみようと思います。
ストップウォッチを押し始めるタイミングは、飛行機がタキシングし始めた時で、止めるタイミングは、スポットインし完全停止した時です。
途中、どのくらいの時間実際に飛行していたのかなども報告していきます。

搭乗率が4割程度なためか乗客の搭乗がスムーズに終わり、飛行機のドアが閉まりました。
出発予定時刻は15時40分ですが、15時35分にはタキシング開始離陸滑走路へ向かい始めました。
(ここでストップウオッチをスタート)

タキシング開始から4分後の15時39分、滑走路に離陸。
初めての奄美大島も1時間半という驚異的に短い滞在時間で、次の目的地喜界島へ飛び立ちます。

離陸後は、奄美の美しい自然を眺めながら左旋回。
飛行距離が短いからか高度が低く、いつもより海までの距離がとても近く感じます。

離陸から2分後の15時41分、「これより着陸体制に入ります。シートベルトを腰の低い位置で…」という客室乗務員からのアナウンスがあり早くも着陸体制に。

外をぼーっと眺めているとあっという間に、喜界島の陸地の一部が眼下に入ってきます。

僅かながら、喜界島の大自然の雄大さに心奪われながら接地を待ちます。

離陸からわずか15時46分、飛行機は喜界島空港07に着陸。
ターニングパッドで折り返し、ターミナルへ向かいます。

15時49分、飛行機はマーシャラーに誘導され無事に駐機場に到着。
結果は…
ここでストップウオッチをストップ。実際の計測値を確認していきましょう。

なんと、13分18秒!!
奄美空港出発から13分という驚異的な飛行時間で隣の離島喜界島に到着。ちなみに、離陸から着陸までの時間は7分とほぼ半分がタキシングの時間という結果でした。

まとめ
今回の記事では、日本一短い航空路線である日本エアコミューターの奄美〜喜界島線の搭乗レポートを行いました。
フライトタイムは、13分とわずかに10分を切ることができませんでしたが、筆者史上最も飛行時間の短いフライトという貴重な体験をすることができとても満足です。
また、面白い路線などがあったときはこのサイトにて紹介してきます。お楽しみに。
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