このレンズ1本で撮影無双できる
「Nikon NIKKOR Z 24-200mm f/4-6.3」は、8.3倍の高倍率ズームレンズ。
高倍率なズームレンズでありながら、とてもシャープネスな写り。これまでの高倍率ズームレンズの常識を覆すとてもお気に入りのレンズです。
レンズの値段が高騰する今日においても、約11万円台で新品を購入できるお買い得なレンズです。
この記事では、飛行機写真を元にこのレンズのレビューを行っていきます。
これからはじめて飛行機写真を始めたい方、高倍率でしっかり写るレンズを探している方はぜひ最後まで読んでみてください!
外観
レンズの高さは約11.4cm。フィルター径は67mmなのでそこまで大きくありません。
重さも約570gととても軽量で、スナップや旅行のお供にもピッタリなレンズです。
このレンズには、コントロールリングとズームリングの2つのリングがあり、コントロールリングには絞り露出補正、ISO感度などを割り当てることができます。
NIKKOR Z 24-200mm f/4-6.3 VRで撮る飛行機写真
これから紹介する写真は、全てNikon Z6iiに装着して撮影ものです。
これ1本で標準から望遠を一気にカバー
筆者はこれまで超高倍率ズームレンズレンズを使用したことがなく、撮りたい画の画角が変わる時にはレンズを毎回交換していました。
標準側で撮影するときは望遠側を捨てる必要がありますし、逆もそうです。
カメラボディも2台持てば解決する話なのですが、荷物になるのでできずにおりました。
そんな中今回初めて導入したこのレンズに筆者は感動しました。
レンズ1本で本当に様々な構図の写真が撮れ画質も十分すぎるほど綺麗です。
羽田空港のB滑走路(RWY22)にアプローチする飛行機を城南島海浜公園にて引きと寄りで撮影しました。
このレンズだけで標準から望遠までをレンズ交換なしで網羅することができます。
さらに、最近のミラーレスカメラにはクロップ機能があるため、望遠側は焦点距離が約1.6倍になるので、実質24~320mmまでをこの1本だけでカバーすることができます。
高倍率ズームレンズとは思えない解像度
「高倍率ズームレンズが便利なのは知っているけど、実際の画質ってどうなのよ」
と思う方がいると思われますが、画質は開放でもしっかり写ります。
もちろん、Z6iiの高感度性能が高いからかもしれないのですが、飛行機の機体番号が拡大しても綺麗に見えています。
他の写真を見ても、明瞭感が高く飛行機撮影にはピッタリのレンズです。
手ぶれ補正が優秀で三脚はお留守番
高倍率ズームレンズではありますが、手ぶれ補正もかなり優秀です。
この写真は腕を思いっきり伸ばして撮影した写真ですが、それでもブレずに撮影することができました。
このレンズは、5段分の手ぶれ補正効果があるので、個人的な感覚では0.4秒くらいまでであれば止まっている被写体を手持ちでブラさずに撮影することができます。
このレンズのここが惜しい。。。
Sラインレンズではないので、悪い点があるのは当たり前のような気がしますが、画質以外で気になったことがあったのでここで紹介します。
このレンズの惜しいポイントは、最短撮影距離が長い、つまり被写体に寄れないということです。
24〜200mの焦点距離も好きですし、手振れ補正も優秀で画質も申し分ないのですが、被写体に寄れないことが個人的な唯一のストレスです。
前に説明しましたが、最短撮影距離が広角側で50cm、望遠側で70cmとかなり遠め。
旅行やおでかけにおすすめなレンズとはいえ、テーブルフォトには不向きです。
テーブルの料理や小物を撮影する際は、椅子を少し引いて、離してからズームして撮影する必要があります。
まとめ
ここまで、Nikon NIKKOR Z 24-200mm f/4-6.3 VR をレビューしてきましたがいかがでしたか?
一昔前の高倍率ズームレンズは画質が良くないから使用することを避けてた人が多いでしょう。
しかし、最近のミラーレス用レンズは進化し問題なく使えるようになってきました。
さらに、従来の高倍率ズームレンズよりも小型化されたことから、荷物も軽くなり撮影がより楽しくなると思います。
ぜひ、このレンズを検討してみてください。