【飛行機撮影スポット(羽田空港)】城南島海浜公園を作例とともに解説

城南島海浜公園は、羽田空港を訪れる飛行機写真ファンの間で“聖地”とも呼ばれるほど人気の撮影スポットです。
その理由は、羽田空港が南風運用の際に使用するB滑走路(RWY22)のアプローチライン直下に位置しており、着陸する旅客機を頭上すれすれの距離で撮影できるという、他にはない魅力にあります。
本記事では、これから飛行機撮影を始めてみたいという方でも迷わず行動できるよう、城南島海浜公園の魅力・撮影ポイント・機材・行き方までを日本一わかりやすく丁寧に解説します。
城南島海浜公園とは
城南島海浜公園は、東京都大田区の東京湾沿いに位置する都立公園で、飛行機撮影やアウトドアを楽しむ人々に人気のスポットです。
人工の砂浜や広い芝生エリア、バーベキュー場などが整備されており、休日には家族連れやカメラを構えた航空ファンで賑わいます。
最大の特徴は、羽田空港のB滑走路(RWY22)に着陸する飛行機が頭上を通過する迫力あるロケーションにあること。
南風運用時には、国際線・国内線問わず多くの旅客機が連続して上空を通過し、間近にその迫力を体感できます。飛行機撮影初心者にもわかりやすく、安全に楽しめる貴重なスポットです。
城南島海浜公園への行き方
アクセス
電車+バス
最寄駅:JR大森駅/京急平和島駅
京急バス「城南島四丁目」下車 徒歩2分程度
車
首都高速湾岸線「大井南IC」または「平和島IC」から10分
公園内に有料駐車場あり
【営業時間】7:00〜21:00
【料金】最初の1時間300円(以降30分ごとに100円)
モノレール
東京モノレール『流通センター』徒歩50分

施設情報
施設情報 | 有無 | 詳細 |
---|---|---|
トイレ | ◯ | |
自動販売機 | ◯ | |
コンビニ | – | 徒歩15分の場所にあり。 |
飛行機撮影ガイド
こんな写真が撮れます
B滑走路(22)に着陸する飛行機


南風運用時は、基本的にB滑走路(22)に着陸する飛行機が目の前を通過します。

標準レンズでも十分に大きく映る近さですが、望遠レンズで写すとさらに更に迫力のある写真を撮影することができます。

城南島海浜公園の北側には椰子の木が立っており、飛行機と絡めることで南国っぽい写真を撮影することができます。

個人的には、夜の城南島もおすすめです。
夜の飛行機は昼間とは雰囲気が全然違います。撮影せず飛行機をただ見ているだけでも楽しいです。

スローシャッターで光跡で撮影してみても面白いですね。
新ルート着陸機


南風運用時かつ15:00~19:00の間は新ルートを使用するのでC滑走路(16L)に着陸する飛行機を撮ることができます。
その際、逆光になるので機体をシルエットにして撮影するといい感じの写真を撮ることができます。
C滑走路(34R)から離陸する飛行機

北風運用時はC滑走路から離陸する飛行機を撮影することができます。
旋回シーン(捻り)を撮りたい方にもおすすめの場所です。

このように離陸する飛行機と 管制塔を絡めて撮影することもできます。
飛行機の撮り方
B滑走路(22)に着陸する飛行機

B滑走路に着陸する飛行機は距離が近いので、早めのシャッタースピードを確保する必要があります。
目安の設定は、1/1000秒 F8 ISO200です。
コックピットにピントを合わせると尾翼がボケてしまうので、F8くらいまで絞っておきたいです。
夜の撮影方法については、こちらの記事で解説しているので気になる方はぜひお読みになってください。

新ルート着陸機

新ルートの着陸機は逆光での撮影なのでシルエットにして撮影することをおすすめします。
設定については、その時の明るさにもよって変わりますが、空に露出を合わせておくと飛行機がシルエットで撮影することができます。
飛行機が飛んでくる前に空の明るさに露出を合わせておくとスムーズに撮影できます。
C滑走路(34R)から離陸する飛行機

離陸する飛行機を撮影する際は、レンズの望遠側を使用することになるので画角内にしっかり収めるために1/640秒以上のある程度早いシャッタースピードで撮影する必要があります。
あると便利なレンズ
城南島海浜公園で離陸する飛行機を撮影する場合、300mm以上の望遠レンズがあるとストレスなく撮影できます。
着陸する飛行機であれば標準レンズやスマホでも十分に撮影できます。
三脚・脚立の要否
三脚・脚立は必要ありません。
まとめ
城南島海浜公園は、羽田空港に着陸する飛行機を間近で撮影できる撮影スポットです。
頭上すれすれを通過する機体の迫力、そして潮風を感じながらのロケーションは、写真を撮らない人でも一度は訪れてほしい魅力的な場所です。
これから飛行機撮影を始めたい方にも安心しておすすめできる場所なので、ぜひ一度カメラを片手に足を運んでみてください。