飛行機写真で使いたいNikon Z6ii
・Nikon Z6iiの購入を考えている人
・飛行機撮影で使えるミラーレスカメラを探している人
・高感度でもノイズが出にくいカメラを探している人
この記事では、Nikon Z6iiを飛行機写真の作例を交えてレビューしていきます。
Nikon Z6iiは2020年11月に発売されたカメラで、
5段分のボディ内手ぶれ補正が搭載されているハイアマチュア向けのミラーレスカメラです。
画質は、2450画素で連写速度は約14枚/秒です。基本性能は飛行機写真を撮るには十分なスペックです。
現在の新品価格は約25万で中古価格は約20万円。
中古に関しては以前と比較し大分買いやすくなってきています。
ぜひ、この記事を読んで購入を検討してみてください。
【良い点】Nikon Z6ii
一瞬を逃さない連写速度
Nikon Z6iiの連写速度は約14枚/秒。旧モデルのNikon Z6は約12枚/秒。
2枚しか増えてないじゃんと思われるかもしれませんが、撮影したい瞬間をより確実に捉えるためにはこの2枚が大きいのです。
作例では、機体に夕日が当たり右エンジンと飛行機の顔が被らないこの一瞬を捉えることができました。
シャドウが潰れないダイナミックレンジ
続いては、Z6iiのダイナミックレンジです。
作例は、逆光でビルと飛行機を際立たせるために、露出をアンダーにして撮影しました。
ビルと飛行機は真っ黒にはならず、シャドウがしっかり残ってくれています。
露出差の激しい場所にてアンダーに撮影して後から現像で持ち上げてもシャドウの劣化は見られず、自然な写真に仕上げることができます。
高感度耐性が凄い
Z6iiの高感度耐性は、私が最も気に入ってる機能のうちのひとつです。
Z6iiの常用ISO感度は、100-51200。
個人的な感覚では、ISO12800あたりまではノイズがあまり目立たず積極的に使えます。
とはいえ、現像ソフトでノイズ除去前提であれば、ISO25600まで使っても問題ないです。
Z6iiの高感度は、飛行機のディテールも失われなず、高感度をよく使用する飛行機撮影においては、とても助かっています。
1.6倍クロップ利用でAPS-C機に
Z6iiだからというよりも、最近のミラーレスカメラ全般に言えることですが、クロップ機能が即座に呼び出せることがお気に入りポイントです。
私は普段24-200mmのレンズを使用していますが、撮影場所によっては200mmでは足りない時があるので、その時に1.6倍クロップを使用します。
私の場合、動画の録画ボタンに撮像範囲の変更を割り当てているため、撮影しながらでも素早く焦点距離を変更することができます
クロップ後の画素数も約1100万画素なので、十分な画質で撮影することができます。
【惜しい点】Nikon Z6ii
流し撮りが難しい
ここまでZ6iiのお気に入りポイントに付いて紹介してきましたが、ここからはZ6iiの惜しい点(購入前に知っておくべきこと)を紹介していきます。
まず一つ目は、EVF(電子ビューファインダー)の見え方です。EVFは、OVF(光学式ファインダー)と比較して遅延があります。
Z6iiで動体撮影をする際は、写真を繋げたものがEVFに表示されるので、初めて使用する人はカメラを動かすタイミングに戸惑ってしまうかもしれません。
流し撮りなんかは、特に遅延の影響が出てしまうので、実際の被写体の位置を想像しながらカメラを振る必要があります。
暗い場所ではAFが迷う
次に惜しい点は暗所でのAF性能です。
晴れの日の昼間はAFを問題なく使用できるのですが、曇りの日や少しくらい場所で撮影する場合ではAFが迷うことがあります。
連写した10枚のうち途中2枚でピントが外れているということも何度かありました。
AFの設定や使用しているレンズに原因があるのかもしれませんが、Z6iiを購入する前には注意した方がいいでしょう。
【その他の作例】Nikon Z6ii
最後に、Z6iiで撮影した飛行機写真を紹介して終わりです。
まとめ
この記事では、Nikon Z6iiを飛行機写真をもとにレビューしてきました。
コンパクトなボディですが、連写性能と高感度耐性は優れているので飛行機撮影のカメラに迷っている方がいたらおすすめしたいミラーレスカメラです。
値段も現在は中古でお得に購入することができるので、ぜひ購入してみて下さい。