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【機窓写真の撮り方】機内から窓の外の景色を綺麗に撮るコツ

【機窓写真の撮り方】機内から窓の外の景色を綺麗に撮るコツ
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窓に張り付いて外の景色にカメラを向けている飛行機好きは多いのではないでしょうか?

飛行中は、空から見た街の様子や地上では撮れない雲の上の様子を撮影することができます。

この記事では、飛行機内から窓の外の美しい景色を綺麗に撮影する方法を解説していきます。

機窓写真のコツ

高速シャッターで撮影

JALのB737から早いシャッタースピードで機内から撮影した写真
1/1000秒 F8 ISO400 24mm

飛んでいる飛行機から外の景色を撮影する場合、シャッタースピードはできるだけ早くしましょう。

景色は流れるように、どんどん変わっていくので、遅いシャッタースピードだと景色がぶれてしまいます。

雲の上など景色があまり変わらない場合などは、1/500秒くらいでも問題ありませんが、日中に機窓を撮影する場合は1/1000秒以上確保できるのが理想です。

ANAのB767から早いシャッタースピードで機内から撮影した夜景写真
1/40秒 F4 ISO51200 24mm

夜間の撮影の場合、シャッタースピードを1/1000秒にしてしまうと暗くて何も写りません。反対に、1/10秒などのスローシャッターで撮影しても街の明かりが流れて線になってしまいます。

そのため、景色がぶれにくい(正確にはぶれてないように見える)シャッタースピードで撮影する必要があります。

F値の低いレンズであれば1/100秒、そうでない場合は1/30秒〜1/40秒くらいは確保できると綺麗に夜景を撮影することができます。

日中であれ夜の撮影であれ、早いシャッタースピードを確保するためにもISO感度は積極的に上げて撮影しましょう

レンズはできるだけ窓に近づける

JALのB787からレンズをできるだけ窓に近づけ機内から撮影した写真
1/640秒 F8 ISO200 24mm

続いてのコツも基本的な話にはなりますが、レンズを窓にできるだけ近づけて撮影をしましょう。

窓の外の景色がせっかく良くても窓の傷や汚れが写ってしまっては、台無しです。

どうしても、窓の傷や汚れが写ってしまう場合は、F値を解放にしピントを合わせる部分を少なくするか、現像で目立たなくすることができまう。

忍者レフで反射を防ぐ

機内の光の反射を防ぐよしみカメラの忍者レフ
B787の窓の大きさにも対応した、よしみカメラさんの忍者レフ

夜間など外が暗く、機内が明るい場合、窓に機内の照明が反射してしまいます。

窓にレンズを近づけたとしても限界があります。

その時に役に立つのが、忍者レフです。

忍者レフを使用することでこの反射を防ぎ夜間のフライトでも、綺麗な写真を撮影することができます。

私が使用している忍者レフ↓↓

窓枠をあえていれる

JAIRのE190の機内から窓枠を入れて撮影した夕焼けの写真
1/100秒 F9 ISO2500 24mm

先ほど、窓にレンズをできるだけ近づけて撮影すると良いと説明しましたが、そうでない場合もあります。

それは、窓の枠を入れて撮影する場合です。

窓の外の景色を普通に撮影してもいいのですが、窓の枠を入れることで飛行機の中から撮影していることがより伝わります。

JALのB787の機内から窓枠を入れて撮影した写真
1/800秒 F8 ISO320 24mm

窓枠全ても入れてもいいですし、窓枠の一部だけでもより旅感を表現することができます。

撮影時の注意点

無音または静音モードで撮影

機内でシャッターを切る場合は、できるだけ連写を避け無音または静音モードで撮影しましょう。

飛行機に乗っているのは、私たちのような飛行機好きだけではありません。仕事の移動や休暇で利用している人も多くいます。

ゆっくり過ごしたい人や寝ている人の妨げとなってしまうため、シャッター音には十分注意しましょう。

カメラも機内モードに設定

最近のカメラの場合、Wi-Fiを発するカメラもあるためスマートフォンと同じように飛行中は機内モードまたはWi-Fiを必ずオフにしましょう。

Wi-Fi機能がついていないカメラについては、特に何もする必要はありません。

周りの人にカメラを向けない

当たり前のことかもしれませんが、周りにはカメラを向けないようにしましょう。

シャッターを切っていなくても、自分が撮られているのではないかと誤解を招く恐れがあります。

どうしても撮影したい場合は、許可を取ってから行いましょう。

座席の選び方

座席の場所によって、機窓の見え方は異なります。

ここからは、エンジンの前、翼の上、後方座席で分けて撮れる写真と注意点を解説していきます。

エンジンの前

iPhoneで撮影

まずは、エンジンの前の座席です。

ここは、かなり人気の高い席なので取れる確率は低めですが、一番オススメの座席です。

エンジン前であれば、エンジンと翼を入れて撮影することができより写真で飛行機の迫力を伝えることができます。

しかし、エンジンと翼をを全て入れて景色と撮影したい場合は16mmなどの広角レンズが必要になるので、注意が必要です。

翼の上

1/1600秒 F3.5 ISO320 28mm

続いては、翼の上です。

翼の上は機体の大きさによっても見え方は異なります。

中型〜大型機に関しては機窓のうちの翼の占める割合が大きいため、翼と風景を撮るには不向きです。

この座席は、撮影すると言うよりも、翼の迫力を感じたい方フラップやスポイラーの動きに注目したいかたにおすすめの座席です。

機窓を撮りたい方には、やや不向きな座席ともいえます。

後方座席

iPhoneで撮影

最後は後方座席です。

無難にいい感じの機窓写真を撮りたい方は後方座席を選ぶといいでしょう。

前方座席に比べて空席は多めで、ゆったり撮影することができ機窓の景色と翼をとるにはとてもおすすめです。

注意点としては、エンジンのブラストで景色が揺らいでしまうので、撮影の際には注意が必要です。

まとめ

この記事では、機窓写真を綺麗に撮影するテクニックを解説してきました。

ここで紹介したテクニックを駆使して、地上では味わえない空の絶景をお持ちのカメラでドンドン切り取っていきましょう。

ABOUT ME
Dan.W
飛行機と飛行機写真と飛行機旅が好きな23歳。気がついたら毎週空港に通う生活を送っています。