始めてのフルサイズで選びたいEOS RP
10万円台前半で買うことができるフルサイズミラーレスカメラとして人気があるCanon EOS RP。中古であれば9万円台で購入することができます。
ここまで安く小さく綺麗に写るカメラは、他のメーカーを見渡してもありません。
なので、初めてフルサイズのミラーレスカメラを使う方にはとてもおすすめです。
スペックについては、検索すれば出てくるので、この記事では実際に私が飛行機撮影に使用した感想をレビューしていこうと思います。
・Canon EOS RPの購入を考えている人
・手軽に買えて画質の綺麗なフルサイズカメラを探している人
・コンパクトでよく写るミラーレスカメラを探している人
【良い点】Canon EOS RP
ボディはコンパクトなのに良く写る
Canon EOS RPの重さは、約440g(本体のみ)。
大きさが近いフルサイズミラーレスカメラと比較してみましたが、軽さは歴然です。
機種 | 重さ(本体のみ) |
SONY α7C | 約509g |
Nikon Z5 | 約590g |
Canon EOS R | 約580g |
ここまで小さいと、カメラとしての性能を疑ってしまいますが、フルサイズのカメラとしてそれなりの性能を発揮してくれます。
作例は、羽田空港第1ターミナルにて富士山と飛行機を夕暮れ時の空とともに撮影しました。
飛行機の翼は、まっすぐシャープに写っており、赤く染まる空のグラデーションもとても良く再現できています。
鮮やかな写り
Canon EOS RPは、色鮮やかな写真が得意です。
実際よりもポップな写真が出てくるので、SNS上で写真を楽しむ方や彩度の高い写真を撮りたい方にとてもおすすめカメラです。
作例においても、空の青や飛行機の赤と青の2色のラインがとても鮮やかに出ています。
高感度耐性も意外と◎
フルサイズカメラなので、勿論高感度性能も比較的高いです。
Canon EOS RPの常用ISO感度は100-40000。
個人的には、12800までであれば普通に使うことができます。
とはいえ、ノイズ除去ソフトを使用する前提であれば20000あたりまで使用することができます。
タッチ&ドラッグAFが最高
タッチ&ドラッグAFについては、Canon EOS RPだけの話ではありませんが、とてもお気に入りな機能の一つです。
最近のカメラは、ジョイスティックが付いていることが多いのですが、個人的にはタッチ&ドラッグAFの方が早くAFを移動できるので好みです。
この写真でも、ファインダーを覗きながら親指で液晶モニターをなぞってAFを合わせました。
被写体が多くフォーカスが迷う時、AFが合いにくい時に、タッチ&ドラッグAFで素早く正しくフォーカスを合わせることができます。
【惜しい点】Canon EOS RP
連写が遅い
ここからは、Canon EOS RPの惜しい点(購入前に知っておくべきこと)を紹介します。
一つ目は、連写性能についてです。
Canon EOS RPの連写速度は、約5コマ/秒とエントリー向けのカメラレベルの速さ。
日常生活で使うには十分な速さですが、飛行機や動体を撮るには少し物足りない連写性能です。
動きの遅い飛行機や連写を使わないで撮影する方にとっては、あまり関係ない話かもしれませんね。
バッテリーの持ちが悪い
2つ目は、バッテリーの持ちが悪いということです。
カメラ本体を小型化するために小さいバッテリーを採用しているとは思うのですが、一日撮影する場合は1個では足りません。
私の感覚では、朝から一日撮影する場合、最低でも予備バッテリーを2個持っていないと安心して撮影できません。
USB-C充電に対応していれば、モバイルバッテリーから充電できるのですが、EOS RPの場合ではそういうわけには行きません。
【その他の作例】Canon EOS RP
まとめ
この記事では、飛行機写真をもとにCanon EOS RPをレビューしてきました。
とてもコンパクトなボディながら画質もここまで良ければ十分ですよね。
Canon EOS RPは、飛行機撮影にメインで使うというよりも、日常的なお出かけで持ち出すカメラとしておすすめです。
購入する場合は、予備バッテリーの購入もお忘れなく。